■ わからない記憶 ■


   いつからだったかしら、あの庭にいるようになったのは

   いつからだったかしら、物音がするたび振り返るようになったのは

   ずっと昔だったかしらそれともずっと未来かしら

   わたしの中に誰か大切な、とても大切な人ができたのは

   でも、誰だか分からないの・・・・・・・

   わたしだけはぜったい分かっていなくちゃいけないのに・・・・・

   わたしだけはその人を見守っていかなくちゃいけないのに・・・・・・

   でも、心はあなたを分かっているわ

   あなたに会えばすぐに分かるわ

   だってずっと求めているものあなたに会える時を

   でも、時々さみしくなるの誰だか分からないあなたに会いたくて

   会いたくて・・・・・・・・・・・

   だから、そんなときは夜空にむかってオカリナを吹くの

   この同じ世界にいるあなたに届く気がして・・・・・・・・・

   わたしがいることをあなたに・・・・・・・あなたに伝えたくて・・・・・

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